デザインの視点から、ニッポンの「未来」を振り返ろう!
未来は予測できないが、未来へのヒントは過去にある。
クリエイターの視点でニッポンの魅力とチカラを再発見し、
ニッポンを素敵に表現してください。
未来は予測できないが、未来へのヒントは過去にある。
グローバリゼーションが世界を流動化させ、デジタル化の加速が社会を大きく変えている現代。
かつての成長力と国際競争力を失い、少子高齢社会のただ中で明るい未来を描きづらいニッポン。
そんなニッポンに、クリエイティブのスキルで元気と自信を取り戻したい!
時間の風化に耐えて未来へ継承されるモノと文化を生み出してきた、ニッポンの魅力とチカラを
深く、幅広く、「デザイン視点」から再発見し、表現してください。
展覧会名:
未来を拓くニッポン・デザイン展
開催場所:
東京・渋谷ヒカリエ8F 8/COURT 東京都渋谷区渋谷2-21-1
開催時期:
2024年5月17日(金) ~ 19日(日)
応募期間:
2023年11月1日(水) ~ 2024年1月31日(水)
公募作品展示スペース:
展覧会場内公募作品ゾーン(ポスター展示スペース及び動画モニター)
主催:
公益社団法人 日本広告制作協会(OAC)
公募テーマと作品形態
芸術・文化、衣食住、製品・技術、景観、行事……。わが国固有の発想や技術などによって、未来を拓く魅力やチカラがあるとあなたが感じるモノやコトを、「広義のデザイン視点」から1点取り上げ、印象深く伝わるポスターまたは動画作品に制作意図を添えてお寄せください。
広義のデザインの視点とは
デザインとは、美しい意匠をほどこすだけでなく、モノやコトの本質を可視化し、新たな価値を設計して社会へ伝える行為。常識にとらわれない視点から発見することこそ、デザインの本分です。デザインジャンルは、グラフィック・工業・工芸・服飾、建築・都市・景観などさまざまですが、ジャンルや時代を問わず、幅広く、深くニッポンの魅力とチカラを再発見するのが、広義のデザイン視点です。
再発見してほしいモノまたはコト ── 7つの選択基準:ジャンル→キーワード
- 伝統文化や技術を今日的に生かしたモノ・コト:建築、土木、工業製品 等→ 伝統と先端技術の邂逅
- シンプルな美しさと機能性を高次元で実現したモノ・コト:工業製品、道具、芸術 等→ 引き算の美学
- 自然風土を生かし、時代を超えた美や癒しがあるモノ・コト:住環境、景観 等
→ 共生と安らぎ、SDGs の視点 - 厳しい自然と向き合い、恵みを生んだモノ・コト:伝統食(郷土食)、伝統農漁法 等
→ 気候風土との共生・活用 - 海外文化を受容し、独自文化へ昇華したモノ・コト:食全般、芸能、工業製品 等
→ 異文化受容と改善・創造 - 想像の翼を広げて社会と交わるモノ・コト:建築、景観、芸能、言語、衣食住、行事 等
→ 見立て・聞きなし - 世界へ広がる「カワイイ」文化に連なるモノ・コト:芸術、芸能、衣食住 等→ 優しさ・繊細・洗練の伝統
*モノ・コトの例……「茶室の建築デザイン」
選択基準⑥ 想像の翼を広げて社会と交わるモノ・コト:建築→茶室の建築デザイン
作品に添えていただく制作意図の文章例(200~300字程度でお願いします):
13世紀初めに臨済宗と共に中国から薬用としてもたらされた茶。やがて喫茶は娯楽として寺院の外にも広がり、16~17世紀には日本固有の茶道へと大きく発展した。茶道は、さまざまな茶道具、書画、茶花、茶室建築からなる、総合的な文化であるが、茶室建築は、四畳半などの簡素な極小空間と庭とで主人が客をもてなす場。日常から離れ、ストレスフルで過剰な消費社会の現代に心の安定をもたらす高い精神性とデザイン思想が、わが国伝来以来、8 世紀を経てなお、広く国内外で多くの人々を惹きつける魅力とチカラを放ち続けている。
表現についての考え方
あくまで一例ですが、もしあなたが五重塔の心柱構法は東京スカイツリーに採用されていることを発見したとします。それをどう表現し、伝えるか。その心柱は何が良いかを深掘りしてみましょう。「自然に逆らわない」・「しなやかで強い」・「芯が強い」などの言葉が浮かんだら、それをヒントにしてみてはいかがでしょう。色んな表現が考えられそうです。
- 日本のモノ・コトの良さを再発見する(テーマを決める)
- その良さの本質を言語化してみる(何が良いのか掘り下げる)
- 掘り下げ言語化したものをヒントに表現を考える
- それが未来の日本を拓いていくヒントになるかもしれないと、そこまで伝えられたらベストですが、まずはその良さが共有できるようなものになると良いと思います。
- そして、あなたの作品を観た方が、新たに再発見し、共感し・・・・・・と、循環していくことを願っています。
世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である
( アントニオ・ガウディ )
どうしてこんな発想が!? と思われるガウディの建築も、植物や自然好きだったことから想像し、
そして創り上げていったようです。
皆さんも、発見するために、皆さんが日頃から蓄積している体験や経験を基に、更に観察してみてください。
発見したものを、更に世の中に伝えていくためにはどうするか、想像し表現してみてください。
ニッポンが自信をもって未来へ進むキッカケを創り上げてください。
デザインは文化を創出し、文化は価値を生み出し、価値が未来を創ります。
デザインが持つ大きな役割と価値を改めて社会に示しましょう!
あなたが伝えたい何かを実際に観に出かけたり、触れてみたくなる、そんな次の行動に移りたくなる作品をお待ちしています。
募集要項
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応募資格
プロ・アマ職種問わず、クリエイティブで日本を元気にしたい方。
*個人応募・グループ応募を問いません -
出品料
無料(複数応募可)
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応募形式
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グラフィック部門
A1(タテ)ポスター、コピーとビジュアルで表現してください。
イラストレータ、フォトショップなどで制作し、保存形式をpdf とし、
解像度を200dpi 以上としてください。 -
映像部門
作品時間は、60 秒程度。
YouTube に限定公開設定し、その URL をお送りください。
画像サイズは、HD ハイビジョン(1280×720)以上の解像度を推奨。
アスペクト比は、16:9 を推奨。
ファイル形式:mp4 を推奨。
なお、映像作品における「展示内容説明」は、映像内で処理いただくこととし、映像作品冒頭にタイトル・そのモノや文化の名称をテロップで表し、その他、地域名やそれに魅かれた理由・アピールポイント等は、ナレーションやテロップなどその作品に相応しい表現方法にてお願いいたします。また、最後にはスタッフリストも入れてください。 -
*展示内容説明書(ダウンロードしてお使いください。)
両部門とも、作品タイトル、そのモノや文化の名称、場所や地域名(限定されない場合は未記入で構いません)・それに魅かれた理由・アピールポイントをご記入ください。なお、映像部門は作品内にて、それに相応しい方法にて表現願います。
グラフィック作品に関しては、展覧会場にて作品のそばに配置し説明資料として使用します。ワードや PDF 等、コピー&ペーストが出来る状態でお送りください。(手書き不可。)
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応募方法
- ・公益社団法人日本広告制作協会(OAC)までメールにてお送りください。
(Mail:award@oac.or.jp 件名:ニッポン・デザイン展 応募) - ・送付内容
グラフィック部門:作品のPDF データ&展示内容説明書
※データ容量が重い場合は、大容量ファイル転送サービス等をご利用ください。
映像部門:作品のURL(YouTube限定公開設定)
※展示内容説明は動画内に盛り込むこと
- ・公益社団法人日本広告制作協会(OAC)までメールにてお送りください。
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応募期間
2023年11月1日(水)~2024年1月31日(水)
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審査に関して
応募作品から選考委員にて厳正に審査し、40点~50点程度を採用し展示いたします。
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賞
選考された作品の中から、OAC 賞(グランプリ、佳作)を予定。
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審査基準
作品を観て、そこに行ってみたくなる、触れてみたくなるなど、実際に次の行動に移りたくなるものを中心に選考。
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諸権利等
- ・応募者の自作であるオリジナル未発表作品に限ります。
- ・応募作品の中から優秀と見なされた作品は、当協会WEB サイト内に掲載します。
- ・応募作品が、第三者の知的財産権の侵害となる場合は展示決定後であっても展示を取り止めることがあります。
- ・応募者の個人情報は本アワード以外の目的には使用しません。
応募・問合せ
公益社団法人 日本広告制作協会( OAC )
〒104-0061 東京都中央区銀座 1-14-7 銀座吉澤ビル9F
TEL / 03 - 3561 - 1220
Mail / mikami@oac.or.jp ( 担当:三上 )