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今年で3年目となるデジタル環境セミナーは、これまでのソフト・ハードという装置的な見地からではなく、デジタルの技術が産んだWEBビジネスを考えるというテーマで、会員社の経営者や現場のデザイナー82名が参加した。
WEBを新しいメディアとして捉え、今後広告企画制作会社がどのように取り組んでいけばよいのか、まだまだ模索段階ながら、実際にWEBマーケティングからそのデザイニングまで手がけている博報堂カスタマーマーケティング・ディレクション局の平塚氏、螺澤氏を迎え3時間に渡る講演を行った。
第一部では、マーケティングを中心にしたWEBビジネスの考え方、提案の仕方が講演され、これからは単にコピーやデザインワークだけでなく、「その商品が売れるかどうかまでを考えて検討を重ね、コンテンツを提案していかなければならない」とのコメントに、WEBビジネスでは制作会社の仕事の受け方までが変わってきたことを実感し、一同うなずいていた。
第二部では制作現場の取り組み方の基本の考え方、スムーズに進めるにはどうしたら良いかなど、グラフィックからWEB制作へ転身された螺澤氏の体験に基づく生きた講演が行われた。
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