山本洋司氏は、過去の文字の領域を超えたタイポグラフィー作品を中心にした見事な作品群を披露し来場者を魅了した。またJRのマーク作成について、決定までの苦労、エピソードなど、クライアントの要求とクリエーターのせめぎあいの激しさを思わせて学ぶものが多かった。さらに話題のレクサスブランドについても、アメリカと日本の表現の違いや、開発のプロセスなどが披露され、スピードを旨とする日本のPR姿勢とは大きな差をうかがわせた。
交流会パーティーは、来賓の暖かい支援のお言葉を頂き、参加者もこのフォ−ラムの意義を改めて認識したと思われる。主催者として、この開催が中部のクリエーターを刺激し、広告制作業界の活性化に貢献することを期待している。
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