Session 2『対談』
吉田 稔氏 vs. 杉山 芙沙子氏
「神話崩壊」から「神話創造」へ、クリエイターの時代到来。スポーツ界とクリエイティブ界より、神話創造を現在進行形で実践中のお二人を迎えてのハンマーセッション。クリエイティブで刺激的なお二人の生き様を通して、クリエイターのあるべき姿と変革のヒントを探る。
ミスにも2種類ある。「実行したことによるミス」と「何もやらないことによるミス」である。どうせミスをするなら、何かをやってミスしたい。単身イギリスに渡ってプロサッカー選手にチャレンジしたが失敗、挫折を味わった。日本に戻って、自分のやりたい事をするために仲間を集めて会社を創った。デザインバーコードの開発、押売り広告など吉田氏がリーダーシップをとり、タイプの違った仲間がチームになることで成立している。(吉田氏)
杉山愛のワールドツアーは、「チーム愛」の5人が支えている。ツアー開始当時は、杉山 芙沙子氏がひとりで杉山愛のツアーを支えていたが、試合に集中できずに壁につきあたることが多くなり、チームで支えることを考えた。
現在、テニスアカデミーを運営している。せっかく練習を続けてきても、たいていの子どもたちが、高校受験を前にした時に受験か、テニスかの選択を迫られる。そんな時、杉山氏は「自分が何をやりたいか」と問う。テニスは今しかできない。勉強は後からでもできると話している。そこから世界に通用する選手が育ってきている。(杉山氏) |