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第3回「Webビズ研」は、会員者17社23名(ディスカッション参者6名、聴講参加23名)が参加し開催されました。
■第1部:次田氏の講演
パナソニック(株)コーポレートブランドプランニング室Web推進チームの次田寿夫氏をゲストスピーカーとして迎え、「トリプルメディアの時代 日本の広告産業は崩壊する?」と題して講演いただきました。
「ソーシャルメディアが台頭した今、広告は変えていかなければならない。クライアントも制作会社も、変わらなければならない。未だマスメディア依存型の企業が多く、変化が求められている。パナソニックは、オリンピックのグローバルスポンサーとなって会場で3Dモニターを展示し、Twitterでお客様の情報を吹き込み、世界中からの情報を集め、サイトでお客様の感動の声を伝えた。制作者がいくら3Dの凄さを言おうとしても、ユーザーには伝わらない。お客様の生の声を伝えることの方が有効である。
もうひとつの実例は、世界中からエコアイデアを集めるサイト。主役はあくまでユーザーで、パナソニックは前面には出ず、スポンサーという立場をとっている。
また、これからはトリプルメディア(1.マスメディア、2.ソーシャルメディア、3.自社メディア)・トリプルスクリーンを駆使することが必要である。
主導権は企業から生活者へと変化し、大きなうねり(グランズウェル)の時期を迎えている。費用が高く効果がはっきりしない広告より、戦略PRやソーシャルメディアマーケティングを重視すべき時代だ。日本は世界に遅れをとっている、と感じる。PR会社では、ノウハウを持った人物がこれまで通りの広告を作り続け、上と下だけが変わらなければと感じている。
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