THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告協会
NEWS! イベント&セミナー情報
■「第4回 広告制作業界セミナー」

日 時 2009年11月5日(木) 13時20分〜17時
会 場 クリーク・アンド・リバー社(C&Rグループビル)
主 催 (社)日本広告制作協会 教育人材部会

OAC賛助会員校の学生を対象に、第一線で活躍するOAC会員社のクリエーターを招き、「クリエイティブの現場で今、何が行なわれているのか」をリアルに語っていただく「広告業界セミナー」。本セミナーは今年で第5回目を迎え、9校196名(教員11名を含む)が参加し、会場はほぼ満席の盛況となりました。
初めに鈴木常務理事から開催の辞が行なわれ、クリーク・アンド・リバー社の川村氏の司会進行で、WEB、グラフィック、エディトリアルの3つの分野で活躍されている講師の講演が行われました。
■SESSION 1 「WEB」
講師:大田浩司氏
((株)日本デザインセンター Webデザイン研究所 所長/クリエイティブ ディレクター)
演題:「Webサイトのブランドアイデンティティ」
自ら手掛けておられる「無印良品」のWebサイトを例に、ユニークな角度からの検証によるデザインアイデンティティの確立について解説されました。特にそこから導き出される「らしい」と「すばらしい」の違いの解説はWeb制作に限らず、すべてのデザイン制作に共通するものであり、学生にとっては新しい発見があったのではないかと思います。
<大田浩司氏 プロフィール>
デザイン雑誌のアートディレクターを経て、2000年より現職。無印良品(良品計画)のサイト開発、デザイン団体や海外向展覧会のサイト構築に携わる。

■SESSION 2 「グラフィック(広告制作)」
講師:石井隆能氏
((株)クリエイティブ ・マインド 常務取締役 制作統括/クリエイティブ ディレクター)
演題:ユーザーの心をつかむ、広告表現のかくし味
第4回 広告制作業界セミナー 本セミナーは今年で第5回目を迎え、9校196名(教員11名を含む)が参加し、会場はほぼ満席の盛況となりました。
第4回 広告制作業界セミナー
第4回 広告制作業界セミナー
第4回 広告制作業界セミナー 本セミナーは今年で第5回目を迎え、9校196名(教員11名を含む)が参加し、会場はほぼ満席の盛況となりました。
前半は「戦略的なコミュニケーションのために」と題して、アドバタイジングからセールスプロモーションまで、様々な事例をあげて紹介。後半は、今までに手掛けてこられたTVCMを紹介しながら、コミュニケーションとして届けるためのポイントを解説された。特に、今までに目にしたCMの制作秘話は、学生達にとっては興味深い内容だったようで、熱心に聴き入る姿が見受けられました。
<石井隆能氏 プロフィール>
東芝デザインセンターにてパッケージデザインを担当後、サン・アドのアートディレクターとして25年間活躍。ホンダ、ソニー、デサント、サントリー、松下電工の広告、SP担当を経て現職となる。
■SESSION 3 「エディトリアル」
講師:都筑未歩氏
((株)アレフ・ゼロ エディトリアルデザイナー)
演題:雑誌のデザインと企業ツールのデザイン
前半は企業ツールのデザインとして、「スターバックスの会社案内」の制作プロセスを、手描きのラフを見せながら丁寧に解説。後半は雑誌「クロワッサン」が出来上がるまでのプロセスを紹介されていました。手描きのイラストを見せながらの解説は、学生にもよく伝わっていた様子。また、女性ならではの語り口は、親しみやすく現場の臨場感がよく伝わったと思われる。
<都筑未歩氏 プロフィール>
2001年アレフ・ゼロ入社。マガジンハウス刊「クロワッサン」のデザインを中心に、「スターバックス事業案内」などの企業ツールのデザインも行う。

最後に「OACクリボラ実行委員会」より児玉委員長から、「クリボラ2010」の説明と応募の予告が行なわれ、その後テーマとなる動画が上映されました。
現場のクリエイターが語るリアルな広告制作業界は、学生にとって刺激的なものだったのではないかと思います。

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