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OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■パワーアップグラフィック講座「わざラボ」2011 第1回開催報告

わざラボ!「紙を感じる」製紙体験と工場見学
日 時 2011年7月22日(金)
現 場 特種東海製紙株式会社(三島工場)〜柿田川公園
参加者 16名
協 力 株式会社竹尾

2011 年度 わざラボ!第一回目は、静岡県駿東郡長泉町にある特種東海製紙三島工場にて開催。今回は、東洋美術学校の生徒4名を含む、総勢16 名の参加で実施されました。台風一過のさわやかなスタートでしたが、東名高速が事故のため大変な渋滞で行程が大幅に遅れ、午前中いっぱい移動となってしまいました。昼食もそこそこに、紙作りに不可欠な清冽で豊富な水を見る為に「柿田川湧水」を見学。渾々と湧き出る富士山の伏流水を見ていると渋滞疲れも吹っ飛びました。紙作りの原点とまで言われる、冷たく澄んだ水見た後、OAC の見学会では3度目となる特種東海製紙三島工場で、今回はファンシーペーパーの製造工程を見学しました。原料パルプを粉砕し、紙の性質の応じた混合や着色を行い、膨大な量の水と一緒に巨大な紙すき機(?)へ、まるで滝のようです。紙すきの原理は理解していますが、高速で恐ろしいくらいのうなりを上げる機械から、繊細なファンシーペーパーが仕上がるのが不思議でした。工場で軽く質疑応答をしていただいた後、すぐ近くにある紙の博物館とも言えるPam で、紙で作られた様々な製品〜生活の必需品から大変特殊な用途の紙製品〜を見たり、現在書店に並んでいる書籍や町で見かけるポスターなどが、使われている紙のサンプルと一緒に見ることが出来るショウルームを見学させていただきました。普段から大変身近な素材である「紙」ですが、改めて用途の広さと可能性の大きさを実感しました。


特種東海製紙三島工場前にて、参加者全員集合!


帽子とズボンの裾を止めて工場へ出発。
工場内は企業秘密満載のため撮影不可でした。

工場見学の前後に会議室にて説明と質疑を行いました。


Pam の全景です。外観もクールですが、内部もすごいです。


1階の資料室、ショウケースと壁の収納ボックスに特種東海製紙の歴史が
詰まっています。


いろいろな「機能」を持った紙を紹介する2階フロア。ショウルームというより
実験室のようなおもむきです。


最近の書籍やポスターと、使われている紙を手に取ってみることが出来ます。
「おぉ〜これは」という作品が目白押し!


特種東海製紙三島工場、Pam の皆様、ありがとうございました。

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