2014年度「わざラボ！第4回　製本」：「オリジナルブック型ノート制作と「製本」知識の講習と「資料館」見学と題し、板橋区の板橋本町駅にある東京製本高等技術専門学校にて開催しました。製本のプロの指導のもと、製本器具を用い手作業で上製本のブック型ノートを作り上げる実習を行いました。また、株式会社竹尾からは、用紙の提供をいただきました。

製本工業組合の井上さんのあいさつの後、常川製本の牧野さん、博勝堂渡邊さんの技を見ながら、いきなり上製本の実習がスタート。参加いただいたのは、大学生や専門学校生、現役のデザイナーなど７名。各々丸背にするか角背にするか選択し、表紙や見返しをチョイス。また、あらかじめ自分でデザインし出力してきた装丁を用いて、それぞれ世界で唯一つの上製本を作り上げました。参加者それぞれが楽しく貴重な体験ができたようです。

その後、自動製本機による製本行程を映像で視聴。製本の行程を手作業で体感した後だけに、機械の動きもよりリアルに見ることができたのではないでしょうか。

また、わざラボ運営委員およびOAC 事務局の方も、参加いただいたみなさんと一緒に製本体験をしました。東京都製本工業組合のみなさんの手ほどきにより、真剣に、また、わいわいと楽しみながら、全員見事に上製本を仕上げることができました。

解説する牧野さん

束ねた紙の３方を断裁機で落としていきます

カバーの背に丸みを出すために真剣に叩いていきます

きれいな丸背にしていきます

表紙を付けたら熱で筋押し

オリジナル作品完成！

資料館も見学。昔の手作業時代の道具なども！

最後は、創ったオリジナル製本を持って記念撮影。おつかれさまでした。