わざラボ!2014 第1回の開催報告 「うわさの3Dプリンタを体感しよう!」
〜3Dプリンタでクリエイティブの可能性を探求する〜
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開催日 |
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2014年9月19日(金) |
会場 |
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一般社団法人「MONO」 東京都江東区青海二丁目5 番10 号 テレコムセンタービル 東棟14 階 |
参加申込み数 |
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23名 |
当日参加数 |
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22名(参加率96%) |
今年初めての開催となる「わざラボ!」は、3Dプリンタを取り上げました。 会場は一般社団法人MONO(ものづくりを支援する団体)のワーキングスペース、講師はプリズムの別所さんです。
まずは、3Dプリンタの概要から説明していただきました。
◆ 3Dプリンタの発明者は日本人!
1980年小玉秀夫さんが光造形式の3Dプリンタを発明。特許を出願。しかし、時代も企業も興味を示さず、小玉さんは研究者を辞めて弁理士に転職。弁理士として活動しているときに、「アメリカのベンチャー企業が面白い技術を開発しており、その技術が日本で特許を取れるか調査して欲しい」との依頼が飛び込む。それは小玉さんが発明した技術と同じであった。また、小玉さんが1980年に出願した特許は審査期間が過ぎており認められていなかった。皮肉なこともあるものです。
現在3Dプリンタの低価格化が進み、これから何をどう創っていくかの真価が問われる時代へ。
いろんなものが出来そうですね。
◆ デモのスタートです。
真剣な眼差し!
プリンタが動き出しました。こちらは積層型3Dプリンタ。下から積み重ねていき、形を再現していきます。
この白い(色は自由に選択できます)紐のようなものが形を作っていく樹脂です。
◆ 参加者をスキャンして3Dにしちゃおう!
さて、誰を3Dにするか。ジャンケンで決めましょう。
そして・・・
おめでとう!彼女が選ばれました。男性の左手にあるのがスキャナー。
彼女の後ろのピンクの男性が彼女の座る椅子を回転させていきます。
スキャン中です。
私どうなるの?後半に続きます。
◆ どんなものを作りたいか?グループディスカッション
さてさて、スキャンしてもらった彼女の出力が終わったようです。
3Dの彼女の顎から下と束ねた髪の下は、「サポート」と呼んでいましたが彼女の形を下から積み上げていく際に、顎から下、髪から下は空間ですよね。空間からその部分までを支える部分も必要になり、その部分は後で削るそうです。紐に見えるのは樹脂です。
さて、次は3D用のソフトを使ってデザインしてもらいました。さすがクリエイターの皆さん、講師の方からも「何回か3Dプリンタの講座をして作ってもらっているが、皆さん独創的」との声。
様々な作品の中から、トゲトゲのある貝?を3Dにすることに。
結局時間内では出来あがらず(トゲトゲが多くサポート(支え)が多く必要になった模様)
後日、デザインした参加者の方に送っていただくことになりました。
初めての3Dプリンタの講座でしたが、今後デザイナーとして何が出来るのか。
出来上がったものだけを見るとごく普通に見える3Dの製作物ですが、その人個人に贈るものだったり(先にあげた例では子どもの描いた絵を3Dにするとか)、自分のペットを3Dにするとか、そんな個人に結び付いたものとか、様々な用途がまだまだ考えると出てきそうです。
アイデアがキーとなりそう。そんな声もアンケートにはありました。
本日参加された皆さん、お疲れさまでした。
おまけ、会場のテレコムセンターからの風景。
→アンケート集計
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