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■経営部会セミナー

小池龍之介和尚の「実践マインドフルネス入門」

作務衣姿の小池さん、18時の開演までずっと瞑想しています。
参加者同士の話し声が聞こえています。

そしていよいよ、開演。杉谷部会長より、今日は疲れている皆さんの癒しの場になるかもしれませんと、小池さんを紹介。

18時現在太陽はまだ明るく輝いていて、照明を使わずに小池さんの講演が始まりました。

「いま、疲れを取ると司会の方が仰いましたが、そう簡単に疲れはとれません。
また開演前の皆さんのお話しを伺っていると、金沢で座禅を組んだけど痛かったという声も聞こえてきました。痛いのはよくないですね。
私は毎日座禅を組んで瞑想しています。楽だからです。
実際に疲れをとるとか、癒しのためにとなるとその実践的な瞑想法としては2週間ほど掛かるかと思います。今回は1時間半の時間で後半30分は実際に瞑想の時間に当てたいと思います」

身体を意識する

息をするのも無意識。いま呼吸しているなんて考えませんよね。
いま頭を触った人がいますが、それも『右手を挙げて頭を触ろう』と考えて行っているんでしょうか。違いますよね。でも身体は動いている。 全て考えて行動しているわけじゃありません。

意識と無意識

心に現れる様々なこと、嫌なこと残酷なこと嫉妬心など、まずは受け入れましょう。気持ちの中から打ち払うのではなく、まずはそれを受け入れる。それもあなた自身と受け入れる。そして考えたことは、もう今ではなく、常に過去になっていく。

いま

『仏教では「いま」を大事します。いま考えたことも、過去になります。明日のことを考えても、明日みなさんは居ないかもしれません』

等々、考え方の話しをされて実際に瞑想・座禅を組んでみます。
時間は19時。照明を点けずに行った今日のセミナーもこのころには暗くなっています。

『座禅も、両足を組めない人は、片足のみのせる格好でも良いし、両足を股間に近付ける格好でも良い。それも難しい場合は、正座でも椅子に座ったままでも良いです。
背筋は伸ばし、顎を引く。全身をリラックスさせ、お腹にもチカラは入れない。
目は半眼で1m位先を見る。
この段階で、身体が決まらない時は、おしりの左右に重心をかけてみたり、上半身を動かしてみたりしてみてください』

これがなかなか決まらない。自分の身体が思うようになりません。

『いろんなことが心に浮かんでもそれを排除しないでください。そのまま受け入れましょう。空調の音が聞こえてきたり、外で車が走る音が聞こえたり、その音もそのまま受け入れましょう。やかましいと感じることもあるでしょうが、それも既に過去の音です。いま感じた何かも既に今ではありません。』

小池さんは、様々な言葉を投げかけていきます。

身体がうまく決まらないと感じる人、何も思わずただ楽にしている人、様々な思いがあの瞬間にあったのでしょうね。

終わって照明を点けた瞬間、みんな眩しさで目を瞬かせていました。

参加された方はどんな想いにいたったのでしょう。

やらされているのではなく、セミナーを聴いてああだこうだと思うのでもなく、ただ自分自身と向き合う時間。

なかなか得難い経験となりました。

*なお、終了後の懇親会では『いまここにあるお酒に集中しましょう、乾杯!』
 でスタートしたのは言うまでもありません。

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