応募総数831作品、たくさんのご応募ありがとうございました。
厳選なる審査の結果、以下の作品が見事受賞いたしました。
ANAからの「ANAを関連付けて、おもわず旅にいきたくなる広告」というテーマに対して、多くのグラフィック・映像のご応募をいただき、本当にありがとうございました。
コロナ禍の影響で、多くの皆さまが移動を制限され、航空機に搭乗される機会も極端に減ったことだと思います。私たちにとっても目の前からお客様が急にいなくなってしまうことは、心苦しく、そして不安な日々となりました。
そんな中、応募の皆さんの「旅・移動」に対して、「熱気・欲・ワクワク感」を呼び起こさせていただくような数々の作品を見て、本当に勇気をもらえた気がします。また多くの作品で、私たちでは思いつかない、「旅をする人、若い世代」の「旅」に対する楽しい思いを表現していただきました。そして、改めて「人の旅・移動への欲求」「旅・移動が精神的健康に与える価値」の重要さを感じ、「人と世界をむすぶ」ことをビジョンに掲げるANAグループとしての使命の重さを、強く感じました。
今回いくつの作品を選ばせていただきましたが、それら作品だけでなく、応募いただいたすべての作品を拝見させていただき、応募の皆さまへの感謝の気持ちがいっぱいです。
改めてここに、深く御礼申し上げます。
全日本空輸株式会社アワード グラフィック部門
全日本空輸株式会社アワード
グラフィック部門
グランプリ
志丸 聖奈 嵯峨美術大学
志丸 聖奈
嵯峨美術大学
「思わず旅に行きたくなる」というテーマをストレートに引き出していただいた作品でした。
「旅行欲」に訴えかけ、「よし、山形に行ってみようか!」と思わせてくれるような簡潔な標語は、作品のテイストにフィットしていて、思わず唸ってしまいました。さらに「食」を中心に、様々な「各地」に展開可能で、日本全国、世界各都市の紹介をする「続編」を思わず期待してしまう作品です。
全日本空輸株式会社アワード グラフィック部門
全日本空輸株式会社アワード
グラフィック部門
準グランプリ
全日本空輸株式会社アワード 映像部門
全日本空輸株式会社アワード
映像部門
グランプリ
阿部 瑞樹 北星学園女子高等学校
阿部 瑞樹
北星学園女子高等学校
たくさんの「思わず旅に行きたくなる」の作品を工夫していただいた映像作品が多い中で、素直に若い世代の方々の「飛行機に乗ってどこかに行きたい」というメッセージが伝わってくる作品でした。二人の出演者のワクワク感が伝わる楽しい会話と、日常生活である教室の一コマにおいても「旅行に行く楽しさ」を想像して友達との会話で明るく弾む姿は、「旅」が持つ「旅マエ」の魅力の大きさを表してくれています。コロナ禍で改めて気づいた「旅」の持つ価値を伝えてくれる作品だと思います。
全日本空輸株式会社アワード
佳作
グラフィック部門
グラフィック部門
グラフィック部門
映像部門
志丸 聖奈
嵯峨美術大学
星野 杏奈
東京デザイン専門学校
天野 公美子
九州大学
友田 七菜
東京デザイン専門学校
古田 優馬
HAL名古屋
中村 保乃香
嵯峨美術大学
課題 デジタルツールを使用している人がコピックスケッチを使いたくなるような広告
課題
デジタルツールを使用している人がコピックスケッチを使いたくなるような広告
株式会社Too/COPICアワード グラフィック部門
株式会社Too/COPICアワード
グラフィック部門
グランプリ
關 新太 大阪芸術大学附属大阪美術専門学校
關 新太
大阪芸術大学附属大阪美術専門学校
今回は「デジタルツールを使っている人が使いたくなるような広告」というテーマを設けさせていただきましたが、学生さんならではの「たまには懐かしいコピックで」といったアプローチが多いなか、コピックを使ったことのない人にもストレートに商品の魅力を伝えてくれそうな作品と感じました。
品質にこだわったコピックならではの「気持ちよさ」をグラデーションがかったシンプルなラインで表現しており、タブレットにはない触感と色がもたらすわくわく感に興味を惹かれる方もきっといるのでは、と期待し選考させていただきました。
株式会社Too/COPICアワード 映像部門
株式会社Too/COPICアワード
映像部門
グランプリ
髙木 理海 東海大学
髙木 理海
東海大学
中川 幹太 東海大学
中川 幹太
東海大学
「作業で行き詰まったらツールを(コピックに)変えてみよう」という提案はほかになく、
また、自然のものなどから色名を取っていて色数豊かなコピックだからこそ、色のイメージがついたり想像力が湧いてくるというところまで繋げられそうな可能性もあったのでこちらを選ばせていただきました。
コピックを手にとってから暗いシーンが明るくなっていくのも格好良くて、こんな風に誰かの心を明るくできる製品でありたいと感じます。
株式会社Too/COPICアワード
佳作
グラフィック部門
グラフィック部門
關 新太
大阪芸術大学附属大阪美術専門学校
川勝 遥
札幌大谷大学
天野公美子
九州大学
課題 10代後半から20代の若者が銭湯に通いたくなる広告
課題
10代後半から20代の若者が
銭湯に通いたくなる広告
全国浴場組合アワード グラフィック部門
全国浴場組合アワード
グラフィック部門
グランプリ
村田 実優 多摩美術大学
村田 実優
多摩美術大学
秀作集まる今回の応募作の中においても、この作品はペンキ絵、タイル、その他細部に至るまで、きちんと銭湯を知った上で丁寧に描かれているという点において抜きんでていた。そして、なんといっても湯につかる2人の温かい表情には、老いも若きも平等に幸せになれる空間がしっかりと表現されている。銭湯の良さを知った上で、多くの方に伝えようとしてくださる気持ちが伝わる素晴らしい作品に文句なしのグランプリを。
全国浴場組合アワード グラフィック部門
全国浴場組合アワード
グラフィック部門
準グランプリ
山本夏未 専門学校日本デザイナー学院
山本夏未
専門学校日本デザイナー学院
そこに何が描かれているかがわかった瞬間、全国の浴場の壁にこのポスターが張られている様子を想像した。きっと、多くの人がこの発見に驚き、近くの人と言葉を交わすきっかけになるだろう。湯気を描いた作品はこれまでもあったが、ここまでスタイリッシュな作品を見たことはない。これまでの銭湯のイメージからかけ離れたデザインで、銭湯の良さを伝えてくれている。描かれていない湯までもが見えるような臨場感、暖かさまでもが伝わってくるような作品に特別賞を。
全国浴場組合アワード 映像部門
全国浴場組合アワード
映像部門
グランプリ
田中美羽 多摩美術大学
田中美羽
多摩美術大学
森本莉子 女子美術大学
森本莉子
女子美術大学
銭湯の良さが短い映像の中に凝縮されている。一言の説明もなくとも、彼女の一日が物語としてしっかりと描かれている。疲れた日常から暖簾をくぐった瞬間に別世界に誘われる様子。遠くの温泉地に行かずとも、十分に明日への活力を得られる場所なのだと伝えてくれているこの作品は、若者のみならずあらゆる年代に共感を得られるものになっている。
要所に使われている最低限の音も効果的、満場一致でグランプリに選ばれたのも納得だ。
全国浴場組合アワード 映像部門
全国浴場組合アワード
映像部門
準グランプリ
Kitajima Kazuki 放送大学
Kitajima Kazuki
放送大学
浴場組合ではイメージアップの一環として様々な入浴方法やその効果についても周知を進めている。この作品はわかりやすいアニメーションを使い、疲労回復効果や美容効果という我々が前面に押し出したいと考えていることを表現してくれている。実用的な広告としてすぐにでも使えると、銭湯主からの評価は特に高く準グランプリの受賞となった。
全国浴場組合アワード
佳作
グラフィック部門
グラフィック部門
映像部門
映像部門
村田 実優
多摩美術大学
山本夏未
専門学校日本デザイナー学院
渡邉 笑以
専門学校日本デザイナー学院
岸本 未来
鳥取県立鳥取湖陵高等学校
OACアワード
松本 愛純 嵯峨美術大学
松本 愛純
嵯峨美術大学
学生の皆さま、今年もたくさんのご応募ありがとうございました。
皆さまがスポンサー各社様からの課題に真剣に取り組んでいる姿が目に浮かびます。
そんな多くの作品の中から本年度のOACアワードを選定いたしました。
この作品は全国浴場組合様の10代後半から20代の若者に〜、という課題に対して
キャッチコピーとタグラインコピーでわかりやすくストレートに語りかけています。
そしてシンプルですが味のあるイラストで親子の特徴をうまく表現し
暖簾の開く様子、「ゆ」の白地、背景の色など細かいところまで精緻にデザインされており
一度見たら忘れない完成度の高さを評価しました。
若いうちから銭湯の良さに触れ成人しても銭湯が好きという
銭湯ファンが増えていくことを期待させる素晴らしい作品です。おめでとうございます。
松本 愛純
嵯峨美術大学
松本 愛純
嵯峨美術大学
昨年に引続き、コロナ禍での開催となりました。授業もリモートでという学校も多数あったかと思います。また、学校に行く機会が減ったり、今まで当たり前だったことがなかなか出来ない日々だったかもしれません。それでも変化には柔軟に対応して、前向きにいきましょう。
さて、今回は821点(グラフィック 718点・映像 103点)の作品が寄せられました。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございます。
選考にあたっては、各企業の課題に沿っているかでまずは一次選考といたしました。その結果、グラフィック作品では70~80%が選考外となりました(映像では50~60%が選考外)。今後のために再度ここで申し上げますが、
①課題をしっかり考える
※ターゲットとなる層はどんな人たちか考える
※ターゲット層にどんな雰囲気で伝えると伝わるのか考える
※企業はどんな雰囲気で広告を出したいか考える
※商品の特徴を、機能面・使ってみての情緒面、両方考える
②皆さんがつくったものを観る側の人の立場になって考える
※それを観て、行動に移せるものになっているか考える
※それを観る人が共感できるか考える
※良いものでも、くどくど説明されては嫌にならない?
③考えたことを言葉にしてみる。書いてみる。アイデアを膨らませる。
※出てきたワードを俯瞰してみてみよう。このワードとこのワードを組み合わせたらどうなるのか、どんどん考える。
※アイデアの切り口、方向性は質より量。どんどん膨らませる。
徹底的に考えてから、ようやく表現に入ります。
そして再び、課題に沿っているか、観る側の立場に立ったらどう思えるか、共感できるのか、それを行ったり来たり繰り返し、吟味していきましょう。
今回応募いただいた作品を観ていると、①~③の段階を踏まずに、いきなり表現に入ったのだろうなと思える作品が多かった印象です。そうすると、選考から外れていきます。考えた跡が見えない、共感できないからです。今後はその辺りを考えてほしいと思います。
また、一次選考を突破し、最後まで残ったけれど惜しくも選に漏れた作品を制作された方(メールでその辺りも応募者の方にはお伝えしましたが)は、これからも創り続けてください。良い部分を多く持っています。先ほど触れた①~③の部分は共通して頭に留めていただき、アウトプットの表現にも磨きを掛けていきましょう。
広告はコミュニケーションです。あなた自身がどう見られたいか、今後どうしていきたいかを考えるのと同じで、企業だって良く見られたい。出来れば消費者の方に長くファンになってもらいたい。そのためにどうしたら良いのか、どうしたら共感をもって受け入れられるか、真剣に考えています。それをクリエイティブのチカラで解決していくのが役割です。
皆さん、これからもクリエイティブであり続けるためにも、好奇心旺盛に様々な体験を通して自分の中に取り入れていってください。
皆さんのクリエイティブで世の中は変わるかもしれません。これからの活躍を期待しています。
全日本空輸株式会社
課題 ANAを関連付けて、おもわず旅にいきたくなる広告
課題
ANAを関連付けて、
おもわず旅にいきたくなる広告