OAC概要 [事業報告と計画]
広告制作業界が大きな転換期を迎えている今日、当協会が目指すのは、クリエイティブのチカラで社会貢献することにより当協会のブランド価値を上げ、ひいては参加されている皆さんの満足感につながること。
会員社の皆様の経営に役立てること、人材の育成に協力できること。そして、会員間の情報交流を通じて、皆さんが 相乗的に向上していくことです。新体制で臨む2019 年度は、この考えのもとOAC の魅力をさらに向上させてまいります。
クリエイティブを活かし、育む | 公益 | 収益 | 共益 |
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銭湯ポスター総選挙2019 | ○ | ||
大槌じまんカレンダー2020 | ○ | ||
想いを伝えるカードデザイン大賞2019 | ○ | ||
学生広告クリエイティブアワード2019 | ○ | ||
学生アイデアで社会をよりよくするコンテスト2019 | ○ | ||
学校・学生支援 | ○ | ||
東京ハイヤー・タクシー協会とのコラボレーション | ○ | ||
紙のちからプロジェクトの実施 | ○ | ||
OAC アカデミー2019 | ○ | ||
経営に役立てる | |||
新しい経営課題の解決、ヒントのためのセミナー勉強会の開催 | ○ | ||
働き方改革プロジェクト(広告関連4 団体)の継続 | ○ | ||
教育シンポジウム | ○ | ||
CREATOR 誌の発刊 | ○ | ||
情報を交流し、活かす | |||
OAC ビジネス交流会の新しい展開 | ○ | ||
専門領域別情報交換会の実施 | ○ | ||
広告関係団体との情報交換 | ○ | ||
総会懇親会、賀詞交歓会の開催 | ○ | ||
生きた情報の広域展開 | ○ |
2017 年、2018 年と開催した銭湯の湯船に浸かって展示したポスターをご覧いただいた展示会は、昨年「銭湯ポスター総選挙」と銘打ち、全国5 地区10 銭湯で開催いたしました。九州、名古屋では TV 局の取材もあり、銭湯の置かれた現状や、銭湯の持つコミュニティのチカラなど広く浸透することができたと思えます。また、昨年は多くの一般の方からの作品も寄せられ、クリエイティブのチカラで銭湯を応援したい方の存在も確認できました。本年度も、「銭湯の魅力と価値」をさらにアピールすべく、多くのクリエイターに呼びかけ、開催地域を変えて開催していく予定です。
カレンダー制作も今年で 8 回目。毎回大槌学園の 4 年生と一緒に制作していますが、昨年キャッチコピーを考えてくれた子どもたちは東日本大震災時、2 歳。今年は当時 1 歳の子どもたちとなります。
大槌学園では自分の住む町を深く学ぶ機会として「ふるさと科」の授業の中で、キャッチコピーの授業を設けていただき、そこで出前授業を行って、出来上がったキャッチコピーをクリエイターがデザインしカレンダーに仕上げます。復興支援から、未来の大槌を支える子どもたちのクリエイティブ思考の醸成へと方針を変え、大槌町内はもとより、このカレンダーを待ち望む声にも応え、本年度も実施いたします。
「想いを伝えるカードデザイン大賞」は昨年の第 2 回は 207 点の応募を数え、その中から厳選した 80 点 を 3331 アーツ千代田で展示・表彰を行いました。2019 年は 10 月 19 日(土)に同じく 3331 アーツ千代田にて展示いたします。このカードデザイン大賞は、全国の学生の方、一般の方の応募が多いのも特徴です。デジタル全盛の今だからこそ、多くの方の様々な想いを通して、真に心に伝わるコミュニケーションの在り方を問う機会になるよう推進してまいります。
昨年は応募総数 274 点(グラフィック作品 206 点・映像作品 68 点)を数えた同アワードは、今年で 8 回目となります。クリエイティブ力を発揮してもらう場として、定着してきました。
今回も課題企業を募り、課題解決の能力を若い時代から体験してもらうことで、今後の人生に役立ててもらいたい、そんな想いで今年も開催いたします。
昨年度は 56 校の参加と、いままでの記録を塗り替えました。自ら課題を見つけ、自らその解決に向かう方向性が、各学校で授業の一環として取り上げられるなど、その在り方が評価されてきたのだと思います。今回も、より多くの学校、学生が参加してくれることを期待し、実施してまいります。
学生広告クリエイティブアワード、社会をよりよくするコンテストの実施が、広く授業としても取り上げられて いますが、直接的に美術系学生のポートフォリオ作成に関してアドバイスする機会を設けたり、一般大学の広告研究会の団体である東京学生広告団体連盟が行う学生広告展の審査に当たったり、必要に応じてセミナーを開催するなど、若い世代からクリエイティブ思考を身に着けてもらうために、支援してまいります。
銭湯ポスター総選挙を実際に体験した、同協会の方から「タクシーの日: 8 月 5 日」をアピールしたく、当協会に相談。タクシーを身近に感じてほしいとの声を受け、タクシーを通じて自分の東京物語を 1 行(17 文字以内)のコピーで表現していただき、それをラッピングタクシーとして50 フレーズ、50 台を 2019 年 7 月に都内を走らせる計画といたしました。移動手段としての役目や機能のアピールではなく、くすっと笑える、なるほどと思える・・・。東京で繰り広げられる暮らしや仕事の断面をとらえたフレーズで、結果としてタクシーへの共感を醸成しようと思います。
デジタル全盛の中、もう一度紙の良さを見直そう、受注型ではない自社発信の動きをつくろうと活動し始めた「紙のちから」委員会。
2019 年 6 月 12 日(水)~7 月 23 日(火)銀座伊東屋 7F「竹尾見本帖 at ITOYA」にて、委員会メンバーが制作する紙製品を展示・販売する運びとなりました。
紙の価値創造につなげるべく、今後更に多くの会員社が参加する動きを構築します。
従来、わくわくソリューションラボの名称で行っていた各種セミナーを発展解消し、OAC アカデミーとして新たにスタート。従来の Web や映像といった最新テクノロジーなどに絞らず、プロデュース領域や、マーケティング領域などを含め、コミュニケーション・デザインを基礎から学べる講座を模索し、実施したいと考えています。
経営部会が主体となり企画しています。昨年はAI に関するセミナー、新卒採用に関する大学との情報交換、紙の持つチカラを考えるセミナー、経営自体の課題を意見交換、企業のマーケティング活動の在り方など、様々な分野のセミナーを行い好評でした。本年度も、これからの経営にまつわるセミナーを中心に、勉強会を基軸とする活動も展開してまいります。
広告関連4 団体(日本アドバタイザーズ協会、日本広告業協会、日本アド・コンテンツ制作協会、そして当協会)とで取り組んでいる働き方改革。今年も継続してまいります。特に本年 4 月からは、働き方改革法案が動き出し、長時間労働を規制する動きは待ったなしです。先に挙げた、経営をデザインする研修や教育シンポジウムなどでも取り上げてまいりますが、各社の取り組み方や、様々な情報は会員社はもとより団体同士でも共有し、よりよく働ける環境づくりに邁進してまいります。
従来、教育に特化して開催してきたシンポジウムを本年度は見直し、「働き方」をテーマに、日本の長時間労働を美徳とする考え方を再度見直し、欧米での実態はどうなのか、短時間で集中して成果を出しているのであれば、その方法は?また、そのような文化はどのようにして生まれてきたのか。学校での教育にもその萌芽はあるのか?このような観点から、夏の実施を目指し、実現に動きます。
毎年 12 月発刊のCREATOR 誌。今年度は CREATOR2020 としての発刊となります。
皆様のアピールの場として、自社の雰囲気や環境、強みをお伝えください。
新会員のプレゼンテーション、既存会員のアピールの場として定着している OAC ビジネス交流会。2019 年 8 月 1 日(木)開催を計画しています。お互いの強みを知り、ビジネスに活用できるヒントや知恵などについて学べる場となっています。
今回は「働き方改革」の成功例や失敗談など、新たな展開も模索し実施いたします。
働き方改革に絡み各社の課題等を共有し、自社に反映させる取り組みとして「総務系の方の情報交換会」や、「専門学校同士の情報交換会」など、従来のクリエイター中心の情報交換もさることながら、日頃当協会の活動に参加されていない方にも、その機会を創出し、各社、各校の質的向上に寄与したいと考えています。
2019 年5 月24 日(金)総会ならびに総会懇親会。
2020 年1 月15 日(水)賀詞交歓会。
働き方改革はもとより、ここで知りえた有益な情報はタイムリーに会員社に還元していきます。
東京中心の各種セミナーや勉強会の中から、地方展開が可能で集客性の高い内容を選択し、提供したいと考えています。結果として当協会の知名度向上、ひいては新規会員の獲得へつながる動きになるよう、努めてまいります。
なお、2019 年度の理事会では、個人会員(賛助会員は個人も認めていますが)の新制度を設けるかどうか(個人の定義、名称、会費額、個人が享受できるメリット)などを検討していきたいと思います。
※情報交流委員会、働き方改革委員会は不定期開催。
※その他、セミナーなどの開催は都度ご連絡いたします。
※開催日は、祝日の前後を外しています。それに伴い、通常開催曜日と異なる場合がありますのでご注意ください。