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THE ORGANIZATION OF ADVERTISING CREATION
OAC 社団法人 日本広告制作協会
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■事業報告と計画→2015年度事業報告はこちら

【2】2016年度事業計画

2016年4月1日〜2017年3月31日

公益社団法人 日本広告制作協会
理事長  鈴木 清文
運営方針
  1. 地方活性化事業の増進
    〜 デザインのチカラで日本を元気に! 〜

    大槌町への復興支援を通して感じることは、地元の方が自ら動き出すことの意義。主体は地元の方々、そこに参加させてもらい一緒に課題に向かっていくことができれば、我々の持つデザイン力やクリエイティブ力を活かし活性化へのお手伝いが可能だと考えています。 昨年来、縁ができた岩手県岩泉町に出向き、課題に向き合いながら、地元の方々と共に進めてまいります。
  2. 5年目を迎えるクリボラカレンダー事業
    〜 大槌の誇り、大槌の夢 〜

    あの震災から5年目を迎えた2016年。
    本年度も岩手県大槌町の仮設住宅に暮らす方々へのカレンダー制作は継続します。
    今回は地元の子どもたちに町の誇りや、夢を「言葉」に表してもらい、そこからの発想をクリエイターがデザインしカレンダーにします。今回はコピーライターによる「言葉からの発想法」の出前授業も行い、コミュニケーションの大切さを知っ てもらう授業も併せて行います。
    また、今回初めて地元大槌町での展示会を開催し、地元での交流の場となることも願っています。
  3. 小中学校教育支援の増進
    〜クリエイティブ思考を持った人材の育成〜

    産学官を巻き込んだ教育シンポジウムの開催を踏まえ、今後は我々のクリエイティブ力を活かした出前授業の積極的展開を図ります。また今年度の教育シンポジウムでは、教師・そして母親にも参加を促進し日常に役立つような「気づき」の場としての側面も考慮し、美術分野に限らないクリエイティブ思考の育成に関する場としいたします。
  4. OAC若手会員の積極的参加の向上
    〜 OACの次世代を担う人材の育成 〜

    「CREATOR FEST」はもとより、OACの次代をを担う人材の積極参加を各会員社に求め、常に変化に対応する組織としての強化を図ってまいります。
  5. 会員増強活動の強化と対策野実施
    〜 OACのブランド化に向けて 〜

    新入会員社の方からの協会活動の評価高く、各部会の活性化には大いに貢献いただいております。本年度は「OACのブランド化」の強化をより一層図るべく、広報のあり方を見直し、積極的に多くの制作会社に対してOACの存在や事業内容を広く知らしめる年にしてまいります。
わくわく創出部会
担当理事 木下 幸弘
担当理事 小山 一博
部会長  青山 泰弘
わくわく創出部会は、各部会や地域、そして広く一般の方とのつながりでコラボレーションしていく「OACリンク」の更なる活性化を目指し、社会のニーズに沿ったテーマ設定を行い活動していきます。
  1. CREATOR FESTの公益、広域事業化の促進
    次代のOACを担う会員社の若手クリエイターなどが会社や職種の垣根を越えて互いに語り、刺激し合い、啓蒙しあえる場としての「CREATOR FEST」は、2014年9月の開催以来すで に東京で3回、また“地域創生”にも結びつく活動として、OAC中部、関西でも開催することが出来ました。今期はこれまでの培ったノウハウを基に、公益の側面を高め、広く社会 に繋がりを拡げた開催ができるよう企画していきたいと考えています。OAC会員社や賛助会員社の交流にとどまらず、広告やクリエイティブに係わりのある協会との合同開催や、賛助会員校の学生との交流を試みるなど、より横断的に広域事業として多くの広告に携わる若手が集う機会へと発展させていきます。
  2. 「わくわくソリューションラボ」の定着
    既に従来のマス媒体のみでは広告を語られなくなって久しい中、テクノロジーとクリエイティブの融合や、広告の枠を超えたコミュニケーションのあり方など、広告業界のみならず今後の人材育成に関わることとして、またその課題解決や気づきにつながる事業としての役割を果たしていこうと考えています。年間計画の早期化を目指し学生や一般の方など広く多くの方に告知できる体制を目指します。また昨年実施した3DプリンタやグラフィックデザイナーのためのWeb講座などのように、新たな可能性も模索できる内容を盛り込んでいきたいと思います。
  3. 賛助会員社との連携
    わくわく創出部会は、制作会社と制作過程で関わりのある企業と合同で運営しています。
    その両者がもっと繋がり、もっとメリットを感じる仕組みを模索したいと思います。価値ある活動の基盤としては、賛助会員社が会員社にPRする機会を増やしたり、会員社が賛助会員社の旬なニュースを知ったり、サービスを利用しやすい仕組みなどを構築していきます。
クリエイティブ部会
担当理事 井上 博教
担当理事  鍬形 治
部会長 宇垣 恵一
クリエイティブの力で社会貢献を
OACにおける中核的な公益事業である「クリボラ」は、優れたコミュニケーション・デザイン の普及を図って社会とクリエイティブ業界への貢献を果たすとともに、OACの一層の社会化を 促進する事業活動です。2012年からは、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町への 支援を実施。「心和む」カレンダーを仮設住宅に暮らす方々へ4年にわたってお届けしてまいり ました。本年度はあの震災から5年が経過します。
  1. クリボラ事業テーマ:「大槌の誇り、大槌の夢」
    昨年は「北緯39度。太平洋を渡る心の架け橋」と題し、大槌町の姉妹都市であるカリフォルニア州フォートブラッグ市と連携。お互いの子どもたちが描く線画を素材とした カレンダーを両都市へ贈ることで、更なる国際交流の増進を併せて実現できました。
    本年度のテーマは「大槌の誇り、大槌の夢」。
    大槌学園小学部、吉里吉里学園小学部のみなさんを中心に町が誇りとしてきた自然と暮らし、町の将来を思い描く夢をキャッチフレーズにしてもらい、言葉からの発想をOACのクリエ イターがデザインし、カレンダーに仕上げます。震災の復興には地元の方が自ら動き出すことが大切だと考え、次代を担う地元大槌の子どもたちに参加してもらい既に3年目となりま すが、今回は子どもたち支援の一環として「言葉でものを考える力」と題して、大槌・吉里吉里両学園にコピーライターが出前授業を行い、カレンダーのキャッチフレーズを考えなが ら、コミュニケーションの大切さも同時に感じてもらえたらと思っています。
    また今回は初めて地元大槌での展示会を11月に開催。子どもたちや仮設住宅に暮らす方々の交流の場になれることを期待しています。
  2. 地方活性化事業
    縁あってパイプのできた岩手県岩泉町へは、昨年度末の3月にヒアリング訪問。解決すべき課題は何なのかを探ってまいりました。今後はOACが有するクリエイティブとアイデアの 力によるサポート事業を模索しその課題解決にあたってまいります。また他の地方へも目を向けた動きも検討していきます。
経営部会
担当常務理事 佐藤 文則
担当理事 佐藤 昭一
部会長 杉谷 一郎
従来では考えられなかったビジネスモデルを提案する競合会社の出現により、私たちが得意とするグラフィックデザインやインターネットコンテンツ表現の制作現場は新たな価値を付加す る対応を求められています。消費動向の変化によって顕在化した課題解決のための方策を皆様と一緒に考え、広告制作会社らしい新たなビジネスモデルを顧客先に提案するための情報、 また次代を担う子どもたちを取り巻く環境にも目を向け、今年度も活動をしていく所存です。
  1. 経営の可能性、問題解決の方策を考える。
    1) 広告の枠を超えたデザインとは=ビジネスモデルの研究
    デザインの仕事は今後どうあるべきか。OAC会員の中にも、従来の受注型からの脱却を図るべく動き出している会社が出てきています。自らが動き出し目指すデザインのあり方とは何か。それに相応しい講師の方を招き、今後のあり方を探っていきます。
    2)知的財産権の勉強会
    昨年のオリンピックエンブレム問題から後、各クライアントも著作権など神経を使っています。創り手としての我々自身がこの分野のことをよく知るべきとの見識から、今年度は(また今後も)このような勉強会を実施してまいります。
    3)営業手法に関する情報交換
    各社の営業手法を学び、それを活かしたり、刺激を受けて新たな手法を開発する切っ掛けづくりの場としての情報交換の場を設けます。
    4)クライアント宣伝部キーマンの話を聞く会
    消費者マーケティングや企業の視点、国内外の事情などを把握し、これからの制作会社として歩む方向性やクライアントサイドの望む事柄などを探っていきます。
  2. 魅力的な部会活動の継続
    「まずは所属部会員にとって魅力的な部会でありたい」を信念に、従来の活動にプラスして次代を担う子どもたちにも目を向け、子どもたちを取り巻く環境を知り、会社として経営者として取り組めることは何か、を探っていく1年にしたいと考えています。
教育支援部会
担当理事 上野 敬子
担当理事 佐藤 良仁
担当理事 溝川 誠司
部会長 黒須 治
クリエイティブ思考をもった人材の育成に向けて
  1. OAC小中支援授業
    学校教育での学力だけではなく、本人の「生きる力」を伸ばす必要性は文科省が第一に強調することころです。これは学校や家庭のみに負わせるものではありません。社会と連携した学び=アクティブラーニングが叫ばれるように、地域やコミュニティの参画はより一層求められるところです。OACのクリエイティビティ=専門性を教育現場に活かしていきます。
  2. 教育シンポジウム「OAC教育現場と制作現場を結ぶ情報交換会」
    一昨年は小学校〜大学まで各層の先生方をお招きして開催し、美術教育の抱える課題や現状が認識できる機会となり、昨年は産学官と連携した内容で参加された方にもより方向性が定まってきた感があります。本年は、学校教育の現場、また家庭環境にも踏み込んだクリエイティブ思考をもった人材の育成に必要なものは何か、その方法等を美術教育の観点のみならず幅広く探っていきます。
  3. 学生対象コンテスト
    「アイデアで社会をよりよくするコンテスト」はソーシャルマーケティング等の拡がりを反映して、毎年堅調な普及、浸透を示しています。「広告クリエィティブアワード」については開催時期、 内容について改善の余地があり、対策を図ってまいります。
  4. 「グラフィック&デジタルProがProを鍛え上げる講座」(全8回)
    毎年評価の高い講座であるが、3年間同様の内容で続けたこともあり、次年度はより間口を広げ中小の会員社にとっても参加性の高い開催方法と内容を検討中です。
  5. 賛助会員校・東京学生広告研究団体連盟(東広連)向け支援
    賛助会員校向けのポートフォリオ審査・講評、模擬面接等は従来通り。東広連に対しては、希望する内容に合わせワークショップ形式の講義を行い、また東広連主催の学生広告イベントには審査員を派遣します。また、異なる学校の生徒が交流できる機会=学生版「CREATOR FEST」の実施を考えています。
OAC関西
担当理事 青木茂喜
代表幹事 山田崇雄
関西でのOACの存在価値を広くアピールしたい。
そのためにも「CREATOR FEST大阪」の開催を、これからを担う若手主導で関西独自のユニークな機会として広く関西のクリエイターや制作会社、そして一般方々にもアピールできる場としていくことを考えたい。また今年度は現在関西で参加している経営者のみならず、中堅や若手社員にもOACへの参加を促し、次代の関西の制作現場を取り仕切っていく、そんな人材の育成にも取り組んでいきます。
  1. クリエイター集団「WA」との連携
    OAC関西とWAとの連携を強化して、独自性のあるテーマで展覧会などの公益活動を実施していきます。
  2. 第2回「CREATOR FEST大阪」の開催
    昨年実施した第1回の反響が大きかったこともあり今年度も開催いたします。
    第2回「CREATOR FEST大阪」は関西独自の企画内容を計画し、OAC会員社のみならず広く関西のクリエイターなどに呼びかけ、参加人数を増やし、関西若手クリエイターの交流の場として定着できるよう充実させていきたいと思います。
  3. 各部会活動への参加
    各部会開催の各種セミナー・勉強会・ワークショップなどへの積極的な参加を実践し、東西の交流を深めていける機会を増やせるよう努めていきます。
OAC中部
担当理事 原田 良樹
代表幹事 鯉江 康平
OAC中部は、東京からの情報発信とOAC活動を中部地区でも広めていくことを念頭に、中部の会員社ならではの活動としてさらに公益性の高い事業に着手していくことを大きな目標とし、また中部地区の広告関連の企業、教育機関にもOAC活動の認知をさらに高めていくような事業を企画していきます。
  1. OAC中部の活動強化
    学校向け、会員社及び広告制作会社、一般企業に向けてOAC活動を広くアピールできるような事業の企画を積極的に立案していきます。また、東京の正会員社の中部支社とも連携を積極的に図り、情報交換はもちろん、中部のパワーアップを図りながら、新会員の発掘にも着手していきます。
  2. 新しい形式のフォーラム、セミナー、ワークショップを開催
    各種事業の見直しを図りながら、業界内のデザイナー、コピーライター、ディレクター向けのワークショップ・セミナー等の企画開発、経営者向けのセミナー、教育関係との連携の拡大をできるような学校・学生向けの企画等、中部の状況に合った独自の事業を会員社で企画・実行していきたいと考えています。
  3. 東京での各部会活動との連携強化
    CREATOR FESTの成功にみられるように、東京の各部会活動との連携を強化し、東京の活動を地方でも展開していけるようにご協力していただきながら、会員内での講師派遣によるセミナー、ワークショップの実施に積極的に取り組みます。
広報委員会
担当理事 梶原 鉄也
公益社団法人日本広告制作協会(OAC)の使命と、それに基づいた活動を、協会の内外に広く正しく情報発信し、OACのブランド化を目指す。

私たちが携わる“コミュニケーション・デザイン”は、新しい価値を創り出すことで、企業(クライアント)と生活者、そして社会の間にある様々な課題を解決しています。
OACは、このコミュニケーション・デザインの持つ“力”を信じ、その志をもって、広く公益に寄与する事業を展開しています。
こうしたOACの理念や活動を、広報活動を通じて情報発信することで、賛同者を増やし、またOAC内部での情報共有を強化することで、会員社の参加意識向上を図ります。
広報活動による相乗効果を持ってOACの更なる発展に寄与してまいります。
  1.  広く社会への広報
    クリボラ事業や教育関係事業など、ニュース性の高い話題は、要点を書面にまとめたプレスリリースを用意して報道関係者に配信します。マスコミ等への取材対応は広報が窓口となって対応します。
  2. 会員社への広報
    広報活動の第一歩は、活動の実態を把握して絶えず新しい情報を収集することです。
    各部会活動の実際や、その目指す方向を理解して、さらには部会間の横の連携も意識することで、活動そのものの付加価値向上を目指します。Web、メール、SNSなど、様々なメディアやツールを適宜活用し、効率的な広報活動を目指します。
  3. 戦略的PR活動の模索
    マスコミ各社への取材を促す、従来型の広報活動とは、また違った力学でのPR活動の可能性を模索したいと思います。
    まず活動があり、その実態をお知らせするというシンプルな広報活動とは別に、マスコミが取材したくなる仕掛けなど、アクティブな広報活動の可能性を探り、各部会とも連携をとりながら模索してまいります。
情報交流委員会
担当専務理事 野ア 幸雄
会員相互の情報交換、情報共有のための「有意義な場」づくり、また会員社同士の「コミュニケーション・デザイン」ビジネスの補完のために効果的な演出、実施をしていきます。
また、会員外の団体、法人、個人との交流を図り、当協会の拡大発展へ向けて活動を進め、国際化へのステップも併せて目指します。
  1. 「総会懇親会」、「新年賀詞交歓会」の開催
    明るく、楽しく、品位を持って

     会員及び会員外、外部団体、関係者との情報交流会を実施します。
  2. 新会員歓迎「OACビジネス交流会」の開催
    形式や格式より実質へ

    昨年度1年以内に入会された会員社を中心に全会員社の方との交流会。
    それぞれの会社のPRやワンポイント・メッセージなど各社それぞれの個性を自由にアピールできる場。そしてOACの新・旧会員社同士が一同に会してお互いの理解を深めることのできる、絶好の場にしていきます。
  3. 広告団体連絡会との定期的交流に参加
    業界23団体が加盟する広団連は、年5〜6回の報告会を開催。各団体間の親睦・協力を図り、団体会員者間の情報交換、事業的コラボレーションを促進する交流会です。
【協会有志による活動】
「セブンティーズクラブ」
40年にわたるOAC活動やデザインの世界を牽引してこられた70歳以上の会員、OBの方々の親睦交流、情報交換会。
「OACゴルフ会」
2015年3月の第150回大会の終了を持ち、40年の歴史に一区切りをつけました。今後は新たな展開を模索していきます。
「ローボノ教育支援隊」
OBを中心にOAC事業をサポートするプロボノ活動。昨年はクリボラの新しい寄附方法で協力でご協力いただきました。
【11】2016年度 予算書

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